始まりは3歳児検診でした。自宅で行う簡易的な視力検査において、どうやら左目があまり見えていないらしいと気付き。これは検診で引っかかると確信し案の定、左目に異常が見つかりました。日を改めて再検査し、そこで出た診断は「片目の強い遠視、不同視弱視」でした。

それからは主にネットで調べた結果に
  • 治療用眼鏡をかけて健眼遮蔽(見える方の目をアイパッチなどで隠し、見えない目で見る訓練)
  • 根気強く通院をし、お医者さんに見て頂き経過を観察していくこと 
これらが大事だとわかり、家の近隣の眼科に無理なく通っています。最初に紹介状を持っていくと話もスムーズで、しばらく様子を見たあとに処方箋を書いて頂き眼鏡を作りました。眼鏡のかけ始めが3歳9ヶ月ほどだったと思います。最初は嫌がっていましたが、「可愛い!似合っているよ!」とおだててかけてもらい。なおかつアイパッチも貼るタイプや眼帯を経て、眼鏡につけるタイプのものに落ち着き、無理なく健眼遮蔽もできています。

現段階での結果から申し上げますと、5歳9ヶ月現在では眼鏡をかければ両目でよく見えるところまで見えるようになりました。経過は良い方だそうです。
あくまでも「眼鏡をかけていれば見える」ですが、本人が言うには眼鏡がなくても見えるようになってきたとも言っています。先生曰く、成長に合わせて遠視自体が良くなってきているそうです。



どこで眼鏡を作ったか?

普通の眼鏡屋さんで可愛らしい薄ピンクのメタルフレームのものを作成しました。とても小さい子用のものはありませんでしたが、幼児サイズからは幾らか種類があり、娘も気に入ったものがあったので即決。何らかの画面を見たり、外でもかけていることを考え、ブルーライトカットに紫外線カット、傷もつきづらいようにグレードの高いレンズを入れました。健眼遮蔽のためにスマホやテレビも見るので大正解です。

購入後も時々行って直してもらう機会があるのですが、いくたびに全く嫌な顔をせずに調整して頂いています。ですので、そこで買って良かったです。次の眼鏡もそこで作りたいと思っています。子供ゆえどうしても時々直していただくことがあるので、ある程度大きくなるまではそこで買う予定です。

価格帯としては激安だとかでもなければ高級でもない、普通の街の眼鏡屋さん。ちょこちょこ眼鏡を曲げたり壊す子供が買うにはちょうど良かったとも思います。



健眼遮蔽はどう行なったか?

最初は3歳だったこともあり、嫌がりました。ですので肌に優しい化粧用コットンパフに可愛らしいシールを貼り、お手製アイパッチを作り肌用テープで貼り付けるのが最初です。肌が荒れると言ったことはありませんでしたが、めんどくさかったのが本音かもしれません。

その後、たまたま眼帯を手に入れる機会があり、使ってみたら意外と楽で良く。しばらくはフェルト製の眼帯を作ってつけていました。その後新調するときには娘が気にいるように、大好きなお花をつけておしゃれなものに仕上げましたが、それが裏目に出てしまい保育園では使用不可に。それからはネット通販で買った眼鏡につけるタイプのアイパッチを使用。

娘も気に入ってくれて、以後はそれをずっと使っています。目や肌にも負担がないようで良かったです。一度買えば長く使えそうなので、健眼遮蔽が終わるまでそれを家で使い続ける予定になっています。

本人のストレスがない形で無理なく健眼遮蔽を行わせるためにもスマホを与え、テレビも片目で見せています。一日二時間前後、多い日でもうちょっと長い時間画面を見えない方の目で見せています。最初こそ見えづらくて嫌がっていましたが、よく頑張ってくれました。2年もしているうちに習慣になり、今では普通に見えるそう。小さい文字は読みづらいようですが、YouTubeの字幕も読めているそうです。

正直なところ、娘にお願いをして片目でみてもらい、またある時はちょっときつめに怒りながらして健眼遮蔽をしてもらう時もありました。本当に娘はよく頑張ったと思います。



眼科通院はどうした?

家から近く無理なく通える眼科を選びました。先生の感じもよく優しく、またスタッフさんの感じも良かったので、一回行ってそのまま気に入って通っています。

根気強く通って検査し専門医に診て頂き、普段からちゃんと訓練をすることが大事だと分かったため、通うのが大変な大きな病院などはあえて選択肢から外しました。結果的に親の負担も軽く、子供も嫌がらずに通ってくれたので大正解です。

人気の医院なので待ち時間はかなりありますが、診察券だけ出したら近隣の公園に遊びに行くことに。今後子供が大きくなったら、一度家に帰ってまた行くでもいいかなと思っています。家が近いと通院が本当に楽なので、とても良かった点の一つでした。




これからの展望

おそらくですが、娘の遠視はさらによくなると思います。最高に良い結果が「眼鏡が要らなくなる」ことだと思いますので、それを目指せるように「見えない方の目でも視力を育てるために視る」健眼遮蔽は行なっていく予定です。うちの子供のケースでは遠視自体が良くなっているとのお話ですから、眼鏡もなく普通に裸眼で暮らすのも夢ではないかもしれません。もしも将来も眼鏡は必要であっても、見えているのならばそれで良いのかな?とあまり気にしすぎないようにもしています。

病院もすっかり回数が減り、最初こそ2ヶ月に一度程だったのが3−4ヶ月に一度でよくなりました。概ね春夏冬の休みの頃だけです。今後も今の先生を信頼して通い続けます。


これもケースバイケースで素人が偉そうには何も言えないのですが、このような弱視などがあると親御さんもきっと気持ちがすり減って疲れてしまいます。ですので親御さんの負担を減らすのもとても大事、通うのが楽な医院を選ぶなども疲れ対策になるのかな?と感じました。

お子さんの視力が出るのが一番ですが、親御さんもどうかご無理をなさらずにです。